2016 Winter Term
SLR381 Special Studies in Service Learning I
サービス・ラーニング特別研究 I
  Language of Instruction: J
  西尾 隆 (NISHIO, TAKASHI)/ 清水 康之(SHIMIZU, YASUYUKI)


CREDIT (単位): 2
Period(s)
時限数
Lec.(講義) Sem.(演習) Lab.(実験実習) Exe.(実技) Intensive(集中講義)
2         
General Description (概要)
The course will examine the data collected through Service Learning programs at ICU and its partner institutions to analyze their educational impact and to pursue the significance of service learning program in the context of Japanese higher education.

ICUおよび海外連携大学のサービス・ラーニング実習体験の蓄積を分析し、教育効果を検証、また日本高等教育における意味を明らかにする。Iでは主に国際サービス・ラーニングに焦点をあてる。




「ICU卒業後、私たちはこうして生きてきた」。本コースは、ICUの卒業生有志とサービスラーニングセンター長による特別企画。様々な世界の現場で活躍する本校の卒業生が毎回スピーカーとして登壇し、大学を卒業してから現在に至るまでの人生の軌跡を語る。NHKの報道ディレクターを経てNPO代表として日本の自殺対策を牽引する人。日本の大手金融機関に就職後、外資系金融機関に転職して世界の金融市場と向き合い続ける人。出版社に就職して様々な雑誌の編集に携わった後、日本のトップファッション誌の編集長に就任した人。大学院に進学した後、紆余曲折を経て売れっ子の占星術研究家になった人、など。ICUの卒業生7人が在校生にプレゼントを贈るつもりで、学生時代の暮らしぶりや、当時の自分自身に今だからこそ送れるメッセージについても率直に語る。
『ICU卒の「知」が、世界の「現場」にどう挑んだのか』をテーマにした実践志向の本コースは、サービスラーニングのエッセンス、つまり大学で学ぶ知識と社会実践の関係について考える絶好の機会にもなるはずである。

 
Associated abilities in the ICU Diploma Policy / 関係するICUディプロマ・ポリシー上の能力

 
Learning Goals(学習目標)


1.現代の世界と日本社会はどのような課題を抱えているのか、現場から見える風景に触れ、第一線で実際に活動している卒業生の取り組みを聞くことにより、問題の発見と解決に必要な感覚を養う。
2.ICUのリベラルアーツ教育が個々の学生に何を植えつけ、それが問題解決の現場でどう開花し結実したのか、時代・国と地域・課題ごとに考え、知識と実践を架橋するアクションリサーチの思考を習得する。
3.現代の高等教育におけるサービス・ラーニングの意義を再考し、ふり返りを通した教室の知の活性化について学ぶ。

 
Contents(内容)


*以下はゲストの予定などで変更される場合があります。
1.(12/9) コースのねらいと進め方、アクションリサーチとは(西尾・清水)
2.(12/16) メディアの世界に生きるということ(渡辺真理さん)
3.(1/6) 人生を切り拓く問題解決力を身につけろ(齋藤顕一さん)
4.(1/13) ICUから学んだこと、星から学んだこと(鏡リュウジさん)
5.(1/20) 前略はやぶさ殿 宇宙科学の最先端に立つ(矢野創さん)
6.(1/27) グーテンベルク以来?の情報革命における、ファッション誌のチャレンジ(岡野まかみさん)
7.(2/10) グローバル化する金融市場と日本(木越純さん)
8.(2/17) リベラルアーツの「知」は「現場」にどう挑んだか(清水)
9.(2/24) まとめ(西尾)

 
Language of Instruction(教授言語の詳細)
Lecture:J
Readings/Materials:J
Tests/Quizzes/Assignments: J or E
Discussions/Presentations/Other learning activities: J or E
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Communication with the instructor:both J & E

 
Grading Policy(成績評価基準)
出席と議論への参加度(20%)、各回のゲストスピーカーへのリアクションペーパー(30%)、期末リポート(50%)を総合して行う。

 
Expected study hour outside class(授業時間外学習)
140 minutes per week.

 
References(参考文献)
清水康之・湯浅誠『闇の中に光を見いだす』岩波書店、2010
清水康之・上田紀行『「自殺社会」から「生き心地の良い社会」へ』講談社、2010
ICUサービス・ラーニングセンター編『人はなぜサービスをするのか』ICU SLC、2006
『学鐙』(リベラルアーツ特集)2010年3月号

 
Learning Support Resources for Students (学生のための学修支援リソース)
If there are learning support resources that are especially recommended for this course, they will be listed below.
Here (ICU Internal page) is the list of learning support resources available at ICU.
このコースで特に利用を推奨する学修支援リソースがある場合、以下に記載されます。
ICUで利用可能なリソースの一覧はこちらです(学内ウェブサイト)

 
Notes(注意事項)
300番台のコースだが、学年を問わず誰でも履修可能である。サービスラーニング入門や実習など、コースの既習要件もない。ほぼ毎回ゲストの卒業生によるプレゼンがあり、それに続いてグループまたは全体でディスカッションを行う。今年度は6年ぶりの開講であり、貴重な機会として履修をすすめたい。

 
Schedule(スケジュール)


 
URL


 
ICU Policy on Academic Integrity / 学問的倫理基準に関する本学の方針 (レポートや論文執筆における留意事項)