日本語/ English
2008年度以降入学者用
言語教育

EDU302   E 3単位   第1学期  
定量的調査手法と教育研究

教育分野の研究領域における定量的研究方法の知識と実践能力の形成を目的とする。具体的には、調査枠組みの設定の仕方、質問票の作成方法、サンプリング手法、インタビュー法、データ処理、基礎的統計分析をカバーする。
EDU305   J 2単位   第1学期  
視聴覚教育原理

教授工学の観点から効果的なカリキュラム開発にかかわる諸問題をとりあつかい,教授工学への行動主義心理学の果たした貢献,教授学習システムの設計と開発などの諸問題を検討する。教職課程履修者に役立つ科目。
LED101   J,E 3単位   第2学期  
教授用言語学

母語でない言語を教える際、教える側は、目標言語の音の特徴、文法的特徴、語彙の特徴、意味の相違などに熟知していなくてはならない。またその言語がどのように使われ、その言語特有の文化を反映しているかにも通じていなくてはならない。この基礎科目では、言語教育において必要になるそのような知識を現代言語学と言語教育のさまざまな分野から概観する。開講年度によって、開講言語が異なる。
LED102   J,E 3単位   第1学期  
言語教授法原論

言語教育における言語一般に共通した教授理論・学習理論を紹介し、さまざまな教授法をそのデザインや技術的側面を比較しながら歴史的に概観する。開講年度によって、開講言語が異なる。
LED214   E 3単位   第3学期  
言語学習における語用論

言語知識のみでは予測されない話し手、聞き手の言語使用の側面を考察する。第一言語習得における子供達の語用論的スキルの習得を検討する他、言語教育において、教師が、いかに学習者に的確なコミュニケーションに役立つスキルを養わせるかを考察する。
LED215   E 3単位   第1学期  
教授用音声学と音韻論

言語教育に携わるものとして必要な音声学と音韻論を学ぶ。外国語教育の現場で必要とされる発音の指導方法を身につけ、理論と実践の結びつけを目指す。
LED217   J 3単位   第1学期  
第二言語習得・学習

第二言語習得・学習のプロセスを言語学的、生物学的、社会学的、心理学的、教育学的側面から考察する。また年齢、母語、動機、態度、適正、適性、学習ストラテジーなど、言語習得・学習に影響を及ぼすと思われるさまざまな要因を検討する。
LED231   J 3単位   第1学期  
言語教育のための英語学

英語を共時的、通時的に概観し、社会の趨勢や国際社会の出来事のなかで英語が果たす役割について考え、文法、語彙、書記法、などの英語の構造と、社会的変種、地域的変種、歴史的特徴、国際社会においての役割など使い方というふたつの面から英語の特徴を解明する。そして、その知識を教育の現場でどのように活かし、学びの助けとするかについて考察する。
LED232   J 3単位   第2学期  
英語史 I

印欧語,ゲルマン語族と英語の関係から始めて,現代英語に至るまでの英語の歴史,発達を概観し,今では国際語となった英語の成り立ちを包括的に考察する。
LED233   J 3単位   第2学期  
英語科教育法 I

中等教育レベルの教育課程及び中学校・高等学校における英語科の教育目的・教育内容・教育方法についての概論。言語教授法原論を既修のこと。
LED234   J 3単位   第3学期  
英語科教育法 II

中学校・高等学校における英語科の教育目的・教育内容・教育方法についての各論。指導案の書き方, 模擬授業等, 実践的展開を試みる。
LED235   J 3単位   第1学期  
英語科教育法III

中学校・高等学校における英語科の教育目的・教育内容・教育方法についての各論。指導案の書き方, 模擬授業等, 実践的展開を試みる。
LED236   J 3単位   第3学期   隔年開講
言語教育のための英語文法 I

どのような言語でも、それを教えようとする者に重要な基盤となるものは、その言語の文法構造についての知識であろう。このコースでは、音や意味を含めた英語文法の特徴を明らかにし、英語を母語としない学習者に教えるというコンテクストから、どのような文法の特徴が重要であるか、またどのような問題が生じるかについて学び、そしてそのような知識と伝統的な文法へのアプローチとコーパスなどを用いた最新のアプローチをどのように授業に活かすかを考察する。
LED251   J 3単位   第1学期  
日本語史 I

8世紀から現代までの日本語の変遷を概観する。
LED252   J 3単位   第1学期  
言語教育のための日本語学

日本語教育を目指すものに対し、現代日本語の音、文法(文や語の構造)、語彙・意味、系統、類型、社会言語学的側面等について基本的な知識を紹介する。
LED271   J 2単位   第2学期  
書道

中学校国語科書写の内容の理解と指導のために必要な技術の修得に向け,実技学習を行う。さらに模擬授業を体験させる。
LED272   J 3単位   第2学期  
日本語古典講読 I

Iは和文中心の古典講読。IIは漢文中心の古典講読。古典語はもちろん,広く日本語文化を学ぶコース。
LED273   J 3単位   第3学期  
日本語古典講読 II

Iは和文中心の古典講読。IIは漢文中心の古典講読。古典語はもちろん,広く日本語文化を学ぶコース。
LED274   J 3単位   第2学期  
国語科教育法 I

中等教育レベルの教育課程及び中学校・高等学校における国語科の教育目的・教育内容・教育方法についての概論。
LED275   J 3単位   第3学期  
国語科教育法 II

中学校・高等学校における国語科の教育目的・教育内容・教育方法についての各論。指導案の書き方、模擬授業等、実践的展開を試みる。
LED276   J 2単位   第1学期   隔年開講
国語科教育法 III

中学校・高等学校における国語科の教育目的・教育内容・教育方法についての各論。指導案の書き方、模擬授業等、実践的展開を試みる。
LED311   E 3単位   第2学期  
子供の言語発達

第一言語発達の過程を概観しながら、学習と習得の理論的モデルを検討し、子供の言語習得の社会的、心理的、言語的側面について議論する。胎児期から就学前までの発達だけではなく、就学中の言語発達にも注目しながら、子供の言語発達の主なステージを検証する。学生は、生まれてから一つ以上の言語を習得している子供達のデータを集め記述する機会を与えられ、子供の言語データを分析、解読する実践的経験をする事が出来る。
LED313   E 3単位   第3学期  
教育と言語実習

このクラスで学生は、ネイティブスピーカーとじかに会話することによって、未知の言語を分析する手法を学ぶ。講義ではなく、教室での実際の体験を通して言語の分析能力を学ぶことが狙い。コース終了後にフィールドトリップを実施することもある。このクラスは、言語を用いる接触や応用言語学を学ぶユニークな体験を提供する。
LED315   J,E 3単位   第1学期  
応用言語学の諸問題

第一言語習得、第二言語習得、言語喪失、バイリンガル教育、多言語主義、CALLなど、応用言語学の多様なトピックのひとつに焦点をあて、言語教育にまつわる諸問題をより深く考察する。開講年度によって、開講言語が異なる。
LED316   E 3単位   第3学期  
言語学習障害

言語学習障害についての知識を深めるための講義。初めに、子どもや大人に見られる様々な言語学習障害(注意欠陥障害、失読症、認知障害など)を定義し説明しながら、類似点と相違点を明確に理解する。さらに、学習、アセスメント、介入に関する課題を検討する。特に、言語学習障害を持っている子どもや学生を教えている先生が考慮しなければいけない問題点について考える。
LED317   J 3単位   第2学期  
言語評価: 理論と実践

評価は言語学習・教育に重要な役割を持つ。教室内における言語テストの目的・方法を研究し,これまでに用いられている標準測定方法(TOEFLなど)を検討する。異なる目的のためのテストの作成方法,テスト結果の解釈と活用の仕方を学ぶ。
LED318   E 3単位   第3学期  
教材・カリキュラム開発

個々の言語教育の目的を達成するためのカリキュラムを構築し、それに応じたシラバスや教材を開発する能力を養うことを目標とする。カリキュラム・デザインの理論を学んだ上で、対象学習者、時間、人員等教育現場のさまざまな要素を考慮し、カリキュラムを企画した上で、それを実践し、調整し、改善するために必要な技術や力を身につけることをめざす。
LED320   E 3単位   第2学期  
言語教育研究法

言語に関連する量的研究を構成し,実施するために必要な基本原則と手順を学び,研究データの解釈と評価の方法に関する知識を習得する。
LED331   J 3単位   第3学期  
英語史 II

英語史Iで概観した英語の変遷のうち、重要な言語変化をいくつか取り上げ、史的言語学の方法に照らし合わせて、詳しく分析すると共に、変化の要因を探る。
LED332   E 3単位   第2学期  
英語四技能の教授法

英語における「読む」「聞く」「書く」「話す」の四技能のそれぞれの指導法を紹介し、その背景理論を考察する。また、それら四技能を総合的に扱う統合的プローチを含め、各指導法の実践的学習を試みる。
LED333   J 3単位   第2学期   隔年開講
言語教育のための英語文法 II

英文法の知識を深め、特に日本の英語教育における学校文法のあり方について考察すると共に、授業で役に立つ英文法の基礎知識と応用力をつけるための訓練を行う。
LED351   J 3単位   第2学期  
日本語史 II

日本語歴史・変遷を音韻、形態、構文、意味などの面から詳しく分析する。日本語史Iを既習または担当者の許可が必要。
LED353   J 3単位   第1学期  
海外日本語教育実習

春学期に毎週1時限の授業において海外で行う教育実習の準備をする。内容は,当該地の人々,生活,文化など異文化的側面と,教育制度,カリキュラム,日本語シラバス,教材,学校における教員の生活など日本語教育の内容面を含む。つづいて,春学期後の夏休み中の3週間メルボルン市周辺の学校において教育実習を行う。講義と実習を完了した者に単位を与える。
LED354   J 2単位   第2、3学期  
日本語教育実習

日本語教授法に関する履修の仕上げとして、学内で外国人学習者に対する日本語教育を実習し、教授実践能力を高めると同時に日本語教師という職業についての理解を深める。週1回担当教員による講義および週2回履修生による実習。外国語としての日本語教授法I-IIを既修の上、担当教員の許可を要する。
LED355   J,E 3単位   第2学期  
日本語四技能の教授法

日本語における「読む」「聞く」「書く」「話す」の四技能のそれぞれの指導法を紹介し、その背景理論を考察する。また、それら四技能を総合的に扱う統合的アプローチを含め、各指導法の実践的学習を試みる。開講年度によって、開講言語が異なる。
LED356   J 3単位   第2学期  
外国語としての日本語教授法I

日本語教授の目的および方法の研究。ICUにおける日本語教育プログラムの見学と模擬実習が行われる。外国語としての日本語を教えようとしている学生のための科目。外国語としての日本語教授法I,IIはIより順番に従って履修しなければならない。言語教授法原論を既修のこと。
LED357   J 3単位   第3学期  
外国語としての日本語教授法II

日本語教授の目的および方法の研究。ICUにおける日本語教育プログラムの見学と模擬実習が行われる。外国語としての日本語を教えようとしている学生のための科目。外国語としての日本語教授法I,IIはIより順番に従って履修しなければならない。
LED358   J 3単位   第2学期  
言語教育のための日本語文法 I

主に言語教育を目指すものを対象にするコース。現代日本語について構造の分析方法と前提となる概念を学ぶ。言語教育のための日本語学を既修のこと。
LED359   J 3単位   第3学期  
言語教育のための日本語文法 II

主に言語教育を目指すものを対象にするコース。現代日本語の構造上の問題を研究する。言語教育のための日本語学を既修のこと。
LED360   J 3単位   第3学期  
日本語習得における諸問題

日本語の構造的な特質に焦点をあて、幼児あるいは学習者がそれらをどのようなプロセスで習得するか、また、その過程においてどのような個別的な特性、あるいは、普遍的な特徴が現れるか等について考察する。
LED361   J 3単位   第1学期  
外国語としての日本語教授法III

日本語教授の目的及び方法の研究。外国語としての日本語を教えようとしている学生のための科目で、外国語としての日本語教授法 I, II を履修した後、教授法の最終段階として履修しなければならない。教授法 I, II, III と1年を通して履修することが望ましい。秋学期と冬学期の間に課題として与えられた日本語教育プログラムの見学、および日本語教育プログラム履修生に対するチュートリアルを春学期も継続して行いながら、授業分析とチュートリアル分析を行い日本語教育能力を身につける。
LED371   J 3単位   第1学期   隔年開講
日本語文体論

現代日本語の文体を研究する。
LIT265   J 3単位   第2学期  
近・現代日本文学 I

明治・大正時代の作家の作品を中心として,近代の主要な作者の詩,小説,戯曲等について研究する。
MCC218   E 3単位   第3学期  
アメリカにおける言語

北米の英語の起源、発達及び特徴の研究を通じて英語の歴史的、文化的、社会的諸相を考察する。合わせて地域的、社会的方言、言語政策、及び英語と他言語との関係も論ずる。
MCC271   J 2単位   第2学期  
現代コミュニケーション学

コミュニケーションの諸問題について考察する。変化の激しい現代において、どういったコミュニケーション現象が顕著なのか、そしてなぜそうした現象が起こるのかを具体的に分析する。
MCC273   J,E 3単位   第1学期  
異文化コミュニケーション

異文化コミュニケーションにおける既存の理論及び研究の検証を通じて、「異文化」との出会いの意味を考えていく。日常にあふれている異質な他者との出会いが、どのようなコミュニケーションを可能、あるいは不可能にしているのかを探る。
MCC312   J 3単位   第2学期  
言語のバリエーション

言語コミュニティ間や言語コミュニティ内の中の言語のバリエーションを研究する基本的な手法を学ぶ。 関西方言やマンチェスター方言、教会のお説教やインターネット上のチャット、政治家の演説やコメディ アンのジョーク。このコースでは言語使用の中の地理的、社会的、文体的差異の異なりについて検討して いく。データ収集・分析・解釈の方法を習得し、こうした方法論の技術を使ってフィールド調査を行う。
MCC313   E 2単位   第3学期  
リテラシー、社会、発展

読むことと書くこととは文明社会の基礎である。このコースは、社会におけるさまざまな書記(ライティング)システムの言語学的な比較、国レベルまた地域レベルの発展におけるリテラシーの役割を分析する。リテラシーにおけるジェンダーの問題などについても扱う。
PSY241   E 3単位   第3学期  
認知心理学

現代の認知心理学が明らかにしている認知の基礎的過程を解説するとともに、その理論や研究方法によって現実世界や状況の理解がより適切になされることを見ていく。
PSY251   J 3単位   第3学期  
発達心理学

乳児期・児童期において認知的,社会的諸能力がどのように獲得されていくのか、その発達原理や機能について,生物学的、心理学的、文化・社会的な発達の視点から学ぶ。主要な発達理論や発達の概念について理解を深め、ヒトの普遍的な発達と多様性について考える。
QELE501   E 3単位   第3学期   隔年開講
バイリンガリズムとバイリンガル教育

バイリンガリズムの主な課題を考察すると、バイリンガル研究、第二言語研究、第一言語研究は、重要なところで重なる部分が多い。個々のバイリンガルと、社会の中でのバイリンガルを、教育環境(サブマージョン、イマージョン、バイリンガルプログラム等)での、多言語習得と保持を通して考察する。パート1では、家庭の中、社会の中での個々のバイリンガリズム、パート2では、日本と諸外国におけるバイリンガル教育政策と、その実践とを取り上げる。またバイリンガル-バイカルチュラル・アプローチを用い、ろう児を教育する傾向が最近見られるが、これについても論じる。
STH391   3/(9)単位   第1、2、3学期  
卒業研究

論文指導教員の指導のもとに、各自のメジャー分野に関連した主題を選び、一年間の考察・研究調査・記述の集大成として、卒業論文を作成する。第4年次に必修。